太陽望遠鏡を用いた太陽観察Ⅱ(2025.6.23)
日付:06/23 場所:東京学芸大学
投稿者:塩田雅貴
東京学芸大学天文学研究室4年の塩田雅貴です。自分は普段、太陽を観察しています。今回は太陽観察の様子についてお伝えしたいと思います。6月に入り、日差しが気温も高くなってきました。私の観察対象である太陽がよくとれるようになる一方、熱中症にも気をつけて作業を行なわなくてはなりません。

こちらが前回紹介した太陽望遠鏡のLUNTです。観測者の私自身が直射日光にあたっていると暑くて観測が難しいので、写真のようにコードを延ばして私自身は室内で観測を行なっています。この工夫で、猛暑の日でも涼しく観測を行なうことが出来ています。


この観測日に撮影した太陽の写真が以下の通りです。

観測日2025/06/17
この日は風も少なく、ブレのないきれいな太陽の写真を撮ることが出来ました。中心には黒点や白斑、ダークフィラメントなどが見えています。この太陽の写真をIDLと言うプログラム言語で解析してます。データをスタックして、鮮明な太陽像を安定的に取得する観測システムを構築することが、当面の目標です。