屋上ドームでの実際の観測の様子 (2025.5.30)
日付:2025年5月 場所:東京学芸大学 屋上
投稿者:佐藤友美
前回(2025年4月25日)の記事で、口径40cmカセグレン式反射望遠鏡を用いて系外惑星の検出を行っているという内容を投稿しました。今回は関連記事として観測の様子にフォーカスして書きます。
まず、観測を始めるために望遠鏡にカメラを取り付けるなどの準備を行います。
その後観測に必要なデータの撮影をし、やっと天体の撮影に移ります。

上の写真は制御用のパソコンを用いて、望遠鏡を天体に向けて撮影している様子です。
ドームはとても大きくて迫力があり、何度動いている様子を見ても圧倒されます。
観測は天候に大きく左右されるので、神頼みは欠かせません(笑)
下の写真はモデル画像です。このモデル画像と撮影できたデータを比較しながら捉えたい天体が撮影できているのかを検討します。赤丸で囲まれている天体がターゲットです。

そして下の写真が実際に撮影したデータです。
どれがターゲットかわかりますか?
赤丸をつけた天体がターゲットです。
実際に撮影されるデータはモデル画像と視野の広さや星の数が違うのでターゲットを探し出すことが大変です。

今後は得られたデータを解析して、星の明るさを定量的データとして得ることが目標です。