口径40cmカセグレン式反射望遠鏡を用いた系外惑星の検出に関する研究 (2025.4.25)
日付:2025年4月 場所:東京学芸大学
投稿者:佐藤友美
研究の目的・背景
地球外に存在する系外惑星を検出し、宇宙における惑星系の多様性や、地球のような生命存在可能な惑星の理解を深めることを目的としています。「地球以外にも生命が存在する可能性はあるのか?」という、人類共通の大きな問いへの挑戦だと考えています。
研究の内容・方法
既知の系外惑星を対象にトランジット(惑星が恒星の前を通過する現象)を観測します。口径40cmカセグレン式反射望遠鏡を用いて惑星の明るさの変化を捉えることで、実際にトランジットが起こっているかどうかを確認しようと試みています。
現時点での成果・進捗:
晴れた日にTrES-3bとQatar-9bを撮影しました。
以下の図(ファインディングチャート)はSky Viewというサイトから得られたモデル写真です。観測の際は、おおよその方向性をパソコンを介して指示し、ファインディングチャートを参考にしながらどれが対象の天体か、詳細な位置合わせを行います。

上図①TrES-3b ファインディングチャート

上図②Qatar-9b ファインディングチャート
今後の展望
撮影した写真をプログラミングを用いて解析し、実際に明るさが変化しているかを定量的に検討する予定です。