野辺山45m電波望遠鏡での観測で得られたデータを解析しています (2025.4.14,4.28) 

日付:2025年4月14日(月)、28日(月)  

場所:大妻女子大学 千代田キャンパス 

投稿者:大磯 佳苗 

前回(2025.2/18〜21 の観測の記事)では国立天文台野辺山の45m電波望遠鏡での観測について書きましたので、今回はその続きとして解析について少し書きます。 

本研究は研究代表者である大妻女子大学の下井倉ともみ先生との共同研究の一環として行っています。 

解析も、下井倉先生にご指導いただいています。 

解析とは言ったものの、実はまだ、取得した生のデータを科学的な解析に使えるデータに変換している段階です。 

今回はCO分子輝線のデータを観測で得ましたが、ノイズを除去したり、空気の状態などを鑑みて得られたデータがどれだけ信頼できるかを判断したり、数回にわたって観測した結果をひとつにまとめたり、と材料づくりだけでも大忙し。 

4月の解析では、ノイズの除去やデータの拡張子の変換などの作業を行いました。 

当日の様子: 

解析は頭を使うので、まずは腹ごしらえから。

大妻女子大学の学食には学芸大学にはないメニューがたくさんあり、普段との違いが新鮮でした。

解析の様子です。下井倉研究室の一角をお借りし、下井倉先生のご指導のもと解析を始めました。

休憩がてら靖国神社へ。靖国神社には東京のソメイヨシノの開花の基準となる標本木があります。桜を眺めながら頭をリフレッシュさせました。

まとめ

生のデータを土のついたままの野菜とするなら、今やっているのは料理に使える材料になるようにきれいにするという作業です。きれいになった材料がそろってようやく料理が始められます。

道のりは長く大変ですが、より良い研究にしていけるよう頑張ります。