暗黒星雲の全天アトラス
各領域をクリックすると詳細な暗黒星雲の姿をご覧になれます。
カメレオン座・ハエ座暗黒星雲群は南半球から見える星座で、日本からは見ることはできません。
この領域には上の図に示されているように、主にカメレオン座 I，II，III及びハエ座の４つの暗黒星雲が存在しています。距離は、およそ480光年から580光年と見積もられ、太陽程度の星の誕生を研究する重要な領域の一つです。
各暗黒星雲の質量は、カメレオン座暗黒星雲I ：1800太陽質量（太陽の1800倍）、カメレオン座暗黒星雲II：800太陽質量、カメレオン座暗黒星雲III ：1300太陽質量と見積もられています。
またこの領域では、一酸化炭素分子による観測から、図中の4つの領域以外にも、25個の小さなガスの領域が発見されています。