日本天文学会春季年会2011 記者会見資料

目指せ、理科指導力アップ!頑張れ小学校教員の卵たち

授業の手順

1. 授業の概要及び受講者の概要

本授業実践は、東京学芸大学の「理科研究」の授業を利用して、2010年春学期(4月〜7月)に行いました。この授業は、初等教育教員養成課程の小学校教員養成及び特別支援教育教員養成課程の小免コースの非理科生(2〜4年生)を対象とした、免許法上の教科に関する科目(小学校の教科に関する必修科目)です。受講生の概要を表1に示します。

 

 

 

 

 

 

 

 

2. 小学校理科の内容項目についての教える自信の度合い

初回の授業時(2010年4月)に、学生自身が将来小学校で理科を教える際どのような内容を「苦手」と感じているかを調査しました。教える「自信度」を「物質・エネルギー」、「生命・地球」という区分(学習指導要領のA区分、B区分に対応します)で比較してみると、物理・化学分野を含む「物質・エネルギー」区分の方がより自信度が低い傾向にあることが分かりました(図1)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3. 授業の流れ

本研究の授業実践では、小学校学習指導要領(理科)に示されている項目から10項目(図1の赤文字の項目)と関連させた4テーマ(@月の観察、A太陽エネルギー、B光の性質、C浮力)を扱いました。それぞれについて最初に週90分1コマの授業(=1時限)を1週分もしくは2週分行い、その後、観察・実験を取り入れた実習、最後にまとめ及び事後指導を行う形式で行いました。授業内容の例(テーマ:@月の観察)を表2に示します。

 

 

 

 

 

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